Step 4で一応、HTMLで記述されたページを作ることができましたね?あとは作ったページを公開するだけですが、そのためには、インターネットに接続されているサーバにファイルを転送する必要があります。
サーバの入手方法についてはStep 2で詳しく説明しました。サーバを確保できたら、そこにファイルを転送すれば良い訳ですが、転送するには専用のソフトが必要になります。このような、ファイルを転送するソフトをFTPソフトと言います。
FTPソフトにもいろいろなものがありますが、ここではフリーウェアの FFFTP の使い方を説明したいと思います。
まずは、配布元:http://www2.biglobe.ne.jp/~sota/にアクセスし、FFFTPをダウンロード、インストールしてください。
インストールが完了したら、FFFTP を起動して下さい。メールアドレスを入力後、下図のような「ホスト一覧」が表示されると思います。
ここで、接続先を設定します。右上にある「新規ホスト」をクリックして下さい。
「新規ホスト」をクリックすると、上図のような設定画面が表示されます。
ここで、ホスティング業者またはプロバイダからもらった設定を入力していきます。
ホストの設定名 | … | 接続先が分かるような名前を自分で考えて付ける |
ホスト名(アドレス) | … | サーバアドレス、FTPサーバなどと書かれているもの |
ユーザ名 | … | ユーザID、アカウント名などと書かれているもの |
パスワード/パスフレーズ | … | パスワードと書かれているもの |
ローカルの初期フォルダ | … | ![]() |
ホストの初期フォルダ | … | 特に設定の必要はありません |
「新規ホスト」の設定ができたら、実際に接続してみましょう。設定したホスト名(サンプルでは[テスト]としました)を選択し、「接続(S)」をクリックします。
設定の内容が正しい場合には、接続が開始され、下図のような画面になります。このとき、下の欄には「ファイル一覧の取得は正常終了しました。」と表示されています。
正しく接続できなかった場合、設定内容に誤りがあると思われますので、再びホストの設定画面に戻り、プロバイダなどから受け取った情報と照らし合わせて修正して下さい。
接続が完了したら、ファイルをアップロードします。画面の左側がローカル(自分のパソコン側)のファイル一覧、右側がホスト(サーバ側)のファイル一覧となっています。よって、左側のファイルを右側へ移すことができれば、アップロードが完了することになります。
ただし、ここで気を付ける必要があるのは、インターネットに公開できるフォルダが決まっているという点です。だいたい「public_html」とか「www」などという名前がついているフォルダになります。今回のサンプルでは、「public_html」が公開されるフォルダになるので、「public_html」を開きます。(どのフォルダか分からない場合、ご利用のプロバイダなどにお問い合わせください。)
画面の左側に表示されている一覧から、自分がアップロードしたいファイルを選び(色を反転させ)、 をクリックをして下さい。
正常にアップロードが完了すると、右側の画面にアップロードしたファイルが表示されます(下図)。
同様にして、公開させたいファイルを転送していきます。キーボードの「Shift」または「Ctrl」を押しながらファイルを選択することで、複数のファイルを一度に転送することもできます。フォルダを選択すればフォルダごと(中身すべて)を転送することができます。
ファイルのアップロードが完了したら、ブラウザのアドレスバー(上図)にホームページのURL(アドレス)を入力して、アップロードしたページを開いてみましょう。(URLが分からない場合はプロバイダにお問い合わせ下さい)
正常にページが表示されれば成功です。この時点で、あなたがアップロードしたページはインターネット上に公開されており、インターネットに接続できるパソコンからなら誰でも閲覧可能な状態となっています。
もし「HTTP 404 エラー」などというエラーが表示された場合、アクセスするURLが間違っていると思われますので、正確なURLを入力してアクセスし直して下さい。